京都の持続可能な美しさとは? —— NEMOHAMO × YOSHIOKA SARASA スペシャル対談

#DIALOGUE 

(左)NEMOHAMO BEAUTY 事業部部長 一宮衣恵 ×  (右)「染司よしおか」6代目・染色家 吉岡 更紗

NEMOHAMO

ネモハモ

 和漢として知られる「オタネニンジン」を中心に、農薬不使用で大切に育てられた様々な植物の、根も、葉も、茎も、花も、実もまるごとのエキスを用いたアイテムを展開する京都発のオーガニックコスメブランド。2019年12月販売開始。

吉岡 更紗

ヨシオカ サラサ

京都府出身。染色家。「染司(そめのつかさ)よしおか」6代目。アパレルの販売員を経験した後、愛媛県西予市の「シルク博物館」で約2年、染色や製 織、養蚕、製糸、撚糸などを学ぶ。2008年から生家に戻り、5代目である父・吉岡幸雄のもとで自然染色 の仕事に従事。ホテルや空港などのアートワークか ら古社寺の恒例行事まで幅広い仕事に携わる。

植物の恵みに感謝しながら ゆるぎない美しさをまとう

植物まるごとのちからでその肌本来の美しさを導き出すオーガニック コスメプランド・NEMOHAMO。そのブランドポリシーを伝える一宮衣恵さんと、自然にあるものだけで多彩な色をつくり出す染色家の吉岡更紗さん。“植物の恵み"という共通項を持つお二人に、製品に欠かせない植物への想いや、お仕事に対する信念について伺いました。

古から伝わる知恵をお手本にして

自然植物のエネルギーをいただく

ー  一宮さんは先日、祇園にあるショップ[染司よしおか 京都店]を訪問されたそうですね。

一宮(以下、I) その日はお昼休憩をとる間もなくバタバタした一日だったんです。用事の合間を縫って[染司よしおか 京都店]に入った瞬間、美しい色が目に飛び込んできたんです。その瞬間、スーツと深く呼吸でき、心が今にとどまった感じがしました。ひとことで言えば癒された感覚です。これは自然界の持つ力なのでしょうか?

吉岡(以下、Y)  染色に用いるのはほぼ植物、植物のエネルギーと関わる自然に存在するものから色を採取しています。自然染色、草木染めといっても領域が広いのですが、この工房では文献として記録が残っている古の人たちが試行錯誤し、選び抜いてきた染料を使うと決めています。つまり少なくとも千年以上は使われてきて、沢山の人の心を癒し、人の暮らしと調和できたものしか使わないと考えています。

暮らしに美しいストーリーを届けるプロダクトの想い

ー  ー吉岡さんは天然染料、NEMOHAMOはオーガニックコスメの原材料。それぞれ植物をどのようにして集めておられるのでしょう。

Y 自分の手で採取するもの、染料店で手に入れるもの、漢方として輸入されている植物は製薬会社から仕入れることも珍しくありません。あとは直接契約した農家さんにつくっていただいている植物もあります。例えば、古代から使われ続けている紫染めの紫根。現在の日本では絶滅危惧種になり、自然界にあるものを採取できないので、大分県の農家さんに栽培していただいています。一時は栽培をやめておられたんですが、20年ほど前に再開された時からご縁をつないでいます。奈良時代から育てていた記録が残る大分県の紫根は色素量が多く、 輸入品に比べて美しい色が出るんです。

乾燥した状態の紫根。ほのかに酸味のある香りがした

I NEMOHAMOはその名の通り、根も、葉も、茎も、花も、実もまるごと配合して商品をつくりま す。植物の多くは福岡県の里山や自社農園で 育てられ、新鮮なうちに農園の隣にある工場で エキスとなります。当ブランドのキープラントに位置付けているオタネニンジンは、古くから和漢として知られている植物。長崎県対馬の契約農家さんが、農薬不使用で育ててくださっています。天然成分100%のコスメを安定してお届けできるのは、生産者さんの努力に拠るところが大きく本当に感謝しています。もちろんご愛用者もどんどん増えていることにも感謝します。

自然・原材料・生産者とつながるからこそ

価値あるストーリーが流れだす

I 生産者の方が植物をどう育て、それがどんな抽出方法で商品になるのかを把握し、自信を持ってお客さまにお伝えできるのは幸せなことです。今回、吉岡さんにお使いいただいたブースターオイルはツバキやコメヌカ、オタネニンジンを何工程もの独自の製法で精製した導入オイル。低分子化したオイルが肌に馴染み化粧水が浸透しやすい土台をつくる、いわば肌を‘’耕す"ためのアイテムなのですが、いかがでしたか?

Y 和漢のように使い続けることが大切だとお聞きしていたんですけど、数回で「あ、これはいい!」って。気づきは早かったです。あと、エイジングケアローションも一緒に使わせていただいたのですが、容器に詰替レフィルが使われている点もいいなと思いました。

NEMOHAMOの自社農園で育った美しいツバキ。非加熱圧搾しブースターオイルに

I プラスチックゴミ削減のために詰替レフィルを採用し、化粧箱は環境配慮紙でつくっています。工場のある福岡県の里山に行くと、オーガニックコスメ=自然の恵みそのものだと実感します。太古の昔から植物を育み続ける美しい自然こそが工場であり、それは私たちの化粧品だけでなく、すべての恵みがそうなのだと感じることができます。

しかし、近年は気候変動などもあり、天候不順などで安定して生産できるかどうかもわかりません。生産者さんと一緒になって、努めて守っていかなくてはいけないという視点に立たされます。

Y 生産者さんとのつながりは本当に大切で、現場を訪ね、そこで伺った事も含めて、色の持つ力や、染織の歴史や背景についても伝えていくようにしています。店舗で接客していると、染料の名前や詳しい製法なども聞かれることがありますが、天然染料への興味を満たしていただけるように、すべてお答えするように心がけています。自然の生み出す美しい色をお届けする染織としてその魅力を広めることもまた、私の役割だとも思っています。

I 使う方とのコミュニケーションは貴重ですよね。昨年2月にリリースされたブースターオイルスムースは、マスクの肌荒れに対応する商品が欲しいという若い世代の声から生まれました。軽やかなテクスチャーが特徴で、びわ葉やアカシソの植物成分が肌に寄り添ってくれます。オーガニックコスメ未体験の方も使いやすいと思いますので、気軽に店頭でお試しいただきたいです。

植物のちからが肌を潤いで満たす、導入美容オイル

NEMOHAMO ブースターオイル

<内容量>30ml ¥6,380(税込)

和漢として知られ、エイジングケア※1 効果が高いとされる「オタネニンジン」を中心に、有機JAS認証取得の里山で育った新鮮なツバキや国産コメヌカなどを非加熱圧搾で精製し、保湿・美容効果と浸透※2力の高いオイルに仕立てました。

洗顔後すぐに使用することでその後の化粧水を抱き留め肌の内側に留める導入美容オイルです。

※1年齢に応じたケア ※2角質層まで

CAMPAIGN

TSUMUGINO(本誌)を上記NEMOHAMO直営店にお持ちいただいた方に「ブースターオイルサンプルパウチ」をプレゼント。※数量限定でなくなり次第終了。

NEMOHAMO直営店 
ネモハモ

☎ 075 · 352 · 3712

京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318-6  

GOOD NATURE STATION 3F

11:00~19:30  不定休

https:/ /nemohamo.com/

※新型コロナウイルス(COVIO- 19)を含む感染症の感染防止対策として、掲載している情報に変更が発生する場合があります。サイトにて最新の情報をご確認をお願いします。

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