これからの「おいしい」| ZERO WASTE SUPERMARKET

ゴミを出さない、量り売りのスーパーで見つける
未来のために今日からできること

サステナブルやSDGsといった言葉をよく見聞きするけれど、まだ自分ごととして考えられない人も多いのでは。そんな人たちの気づきにつながるゼロ・ウェイスト(=ごみゼロ)なマーケットが誕生。そこには、持続可能な社会に導くヒントが溢れていました。

■ PHOTO:高見尊裕 TEXT:立原里穂

必要なモノを必要な分だけ買う
快適なゼロ・ウェイスト・ライフ

野菜はビニール袋に入っているし、惣菜はプラスチック容器入りで陳列され、紙ナプキンはすぐ使い捨て…そんな大量生産、大量消費、大量廃棄の社会に「このままでいいの?」と疑問を持った人たちから生まれた「ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)」という概念が世界中に広まっています。地球温暖化の主な原因となる二酸化炭素排出量をおさえるために、家庭ごみの削減は待ったなしの世界共通の課題です。


誰もが快適に暮らすことと、ゼロ・ウェイストを実現すること。その両方を叶えてくれるマーケット[斗々屋 京都本店]が2021年、京都にオープンしました。店内には、野菜、穀物、ドライフルーツ、オリーブオイルやワインといった食にまつわる数百種類のアイテムだけでなく、固形のシャンプーや洗剤など日用品までズラリ。生産者さんとのつながりが深い食材のすべてを量り売りしています。容器は持参してもいいし、店が用意したデポジット制の瓶やエコバッグを利用してもOK。本当に必要なモノを見極めて手に入れる、快適なゼロ・ウェイスト・ライフの一歩を踏み出せます。

国内最先端のテクノロジーで叶う
便利で新しい購入体験

[ 斗々屋 京都本店 ] では過剰な購入や包装材をなくすために、必要な分だけ購入できる量り売りスタイルを導入しています。しかもそのスケールには1925年創業の秤の老舗メーカー [ TERAOKA ] と共同開発した最新鋭のシステムが投入されていて、ICタグのついたシールが貼られた容器をスケールにのせると、容器の重さが引かれた重量が自動的に認識されるなど、ストレスなく便利で新しい購入体験ができることも魅力です。


量り売り先進国では、すでに定着しつつあるゼロ・ウェイストな店づくり。日本でもどんどん広まってほしいという願いから、量り売りに特化したゴミの出ない小売り販売に興味のある方向けに、誰でも受けられるオンライン講座を実施、その後量り売りビジネスをスタートされる方へ、量り売り専用の卸販売として商品や什器を提供しています。SDGsに掲げられている17のゴールのひとつ「パートナーシップで目標を達成しよう」にも通じる量り売りモデル、京都でどのような成長を遂げるのか注目し続けたいですね。

容器を持参していない場合もデポジット制の瓶で買い物が可能。
次回の来店時に持参すれば返金してくれる
お稲荷さん、ラタトゥイユ、厚焼き玉子などの惣菜も必要な個数やグラムで量り売り

⽃々屋 京都本店

ととや きょうとほんてん

☎075-221-8282 
京都市上京区出水町252
スーパー: 平日11:00-20:00、土日祝10:00-20:00
イートイン: 11:30-17:30 (LO/17:00)
バル:18:00-20:00 (LO/19:30)
水曜休 全席禁煙 完全個室無 P無
Instagram / totoya_kyotoで検索

TSUMUGINO

次の1000年もワクワクするためのSDGs情報メディア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です