Kyoto Sustainable Tourism

今のままの生活を続けると、確実に地球環境の危機に直面すると言われています。その問題を解決するため、2015年9月に国連加盟193カ国で採択された国際目標が「SDGs(Sustainable Development Goals)」と呼ばれているもので、全世界が一丸となって取り組むべき社会課題です。観光においても、「持続可能な社会の実現」という視点を持つことは非常に重要となってきており、SDGsな観点で観光サービスを設計し、「地球にも、自分にも、まわりにも良い事」を率先して実施する時期にきています。京都が世界に誇る“おもてなし”とは、相手のためだけに行う行為ではなく、地域や環境にも配慮し、京都の魅力を未来につなげる行為といえるでしょう。


京都は昔から、自然からの賜りものを最大限に活用する知恵を磨いてきました。身の丈を理解し、不必要なものを引き算する美学が生まれ、サステナブルな文脈が根づきました。そして1200年前に都となったことにより、最高のものが集まり、生み出される場所になりましたが、結果的にそれらを維持しつづけた「思考」、そして磨き上げられた「文化」や「技術」こそが、京都の宝物であり、すり減る事がない無限の再生可能資源なのです。
限りある資源を大切に使う方法や、環境負荷の少ない調達をすることは、本来京都が得意とするところ。今、まさに、より多くの再生可能エネルギーを導入し、捨てる資源の量を減らすなど、京都の知恵を発揮する時です。過去も未来も見渡して、“いにしえの知恵”だけでなく、AIなどのハイテクノロジーも総動員しながら、京都は京都らしく旅人を歓待しようではありませんか!


もうひとつ大事なことがあります。私たち自身やお客様は、機械ではないということ。感情というゆらぎをもち、非論理的な行動も沢山とる生物。合理的に「こうであるべき」を積み上げられても、その通りにはなかなかできない。お説教も大嫌いです。だけど、ワクワクする事であれば率先して取り組むものです。そういう視点で、お客様にも一員として加わって頂き、みなさんで新しい旅を創造し、京都に眠っている宝ものを全世界の人に体験していただきたいと思います。これからのおもてなしは、旅人にも、地元にも、地球にも。さあ、次の1000年に向けて共に紡ぎましょう。京都はもう動き出しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です