⼤地といのちの かけ箸プロジェクト

誰でも日々の暮らしの中で、「もったいない」と感じる瞬間がありますよね?それはティッシュ1枚からレストランで大量に食べ残される食料まで、程度の差こそあれ、ゴミ箱に捨てなければいけない瞬間です。
沖縄県に本社を構える[株式会社フードリボン]は、そんな瞬間を少しでも無くそうと様々なプロジェクトに取り組んでいます。例えば、沖縄県産のパイナップル。果実を収穫した後、畑には大量の硬い葉が残り、ただ廃棄されているのをご存知ですか? 2020年、フードリボンは、この葉を余すところなく活用するプロジェクト[KISEKI]を立ち上げ、葉から採れる繊維で衣服を、残りの渣から生分解性のストローを製造。使用済みのストローを土に還すと分解され、元気な土を育み、またその土でパイナップルを栽培するというサイクルを開発し、実証実験に取り組んでいます。
そして2021年春、[Leaf(株式会社リーフ・パブリケーションズ)]と共に、割り箸を循環させる「大地といのちのかけ箸プロジェクト」を発足しました。建築材などに使われる国産木材の端材で割り箸を作り、主にホテルや飲食店で利用していただきます。その後、使用済みの箸を回収し、オリジナルの炭化装置で炭にします。昔からもみ殻を炭にした“くん炭”などが、土壌を改良する材料としてよく使われているのにならい、完成した炭は主に京都府下の農家さんで使って頂きます。元気な土づくりを応援することは元気な野菜を育てることにつながり、結果、人を元気にする可能性を秘めています。そして元気な野菜はお箸と共に、再びホテルや飲食店で利用していただくというプロジェクトです。現在、「オーガニックでの地産地消こそがサスティナブル」を提唱し、物流を軸に有機農家や八百屋、卸、そして消費者をつなげる取り組みをしている[京都オーガニックアクション]さんとも共感しあい、連携を深めていっています。
またさらに、ホテルや飲食店から出る、調理ゴミや食べ残しなども回収し、コンポスト(堆肥)化する研究も進めています。ゴミとなるはずだった割り箸や生ゴミが、大地と野菜、そして人を繋ぐ“かけ箸”となり、ホテルや飲食店はゴミを出さずに良質の食材を提供するサイクルの一員となる。それがこれからの新しいカタチになることを、[フードリボン]と[Leaf]は願っています。

株式会社フードリボン 代表取締役社長 宇田 悦子さん

3人目の出産を機に、11年間勤めた大手美容企業を退職し、企画・サービス業を個人でスタート。現在、本社は沖縄県国頭郡大宜味村にあり、シークワーサーなど地域資源を活用した製品の企画・開発に取り組む。パイナップルの葉など、これまで廃棄されていたものを資源化することで、環境負荷の軽減につなげる事業に取り組む。

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